ブックタイトルMEDICAL STAFF SESSION
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MEDICAL STAFF SESSION
【目的】当院では2019年より肝炎コーディネーターのスキルアップを目的とした研修会を行っており、その内容に関して振り返り、課題を明らかにする。【方法】当院で開催した過去3回の肝炎コーデイネータースキルアップ研修会の開催内容・開催形式・参加者数等に関して報告する。【成績】2019年度は当院大研修室で研修会を行った。開催形式は対面であり、開催時間は3時間。参加者数は42名。研修内容は、①肝疾患の最新治療(当院医師)、②肝臓病に関する行政および日本肝臓学会の事業(日本肝臓学会提供DVD)、③グループワーク(肝炎コーディネーターとして何ができますか、困っていることは?)、④特別講演:肝炎医療コーディネーターの活動と役割について(他院肝炎コーディネーター)であった。2020年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、非公開型YouTubeにて4日間オンデマンド配信した。98名がYouTubeを視聴。配信動画の再生時間は約1時間。その内容は①和歌山県の肝炎対策(和歌山県健康推進課)、②和歌山県の肝炎専門医療機関における肝炎ウイルス検査の現状(当院医師)、③肝炎ウイルス検査陽性者の拾い上げと肝炎コーディネーターの活動状況(肝炎コーディネーター3名)、④医療機関における肝炎ウイルス検査の重要性(当院医師)、⑤肝臓病に関する行政および日本肝臓学会の事業(日本肝臓学会)であった。開催後のアンケートでは、83%の方が忙しく視聴できなかったと返答、また視聴期間が短いといった意見も寄せられた。2021年度は現地参加とライブ配信によるハイブリッド形式で開催した。開催時間は約150分。参加者は78名。内容は①制度改正について(和歌山県健康推進課)、②肝炎治療最新の話題(当院医師)、③各医療機関における取組(和歌山県肝炎コーディネーター6名による発表とディスカッション)、④今後の和歌山県における肝炎対策(当院医師)、⑥肝臓病に関する行政および日本肝臓学会の事業(日本肝臓学会)であった。【考案/結語】近年は新型コロナウイルス感染拡大により、オンデマンドやハイブリッド形式での開催が余儀なくされたが、現地のみでの開催に比べ参加者数は増加した。今後は、ハイブリッド形式でのライブ開催に加え、オンデマンド配信も行い、より多くの肝炎コーディネーターの参加が可能となることを目指す必要がある。また、様々な職種が研修会に参加するため、各職種のニーズにあったテーマを用意し、討論する必要がある。SP2-P-46和歌山県肝炎コーディネーターのスキルアップを目指して三木美代子(みき みよこ)1,井田良幸2,横田華代1,山田純子1,津村麻里子1前島秀哉2,清水遼2,北野雅之21和歌山県立医科大学附属病院肝疾患相談支援センター,2和歌山県立医科大学第二内科100