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概要

MEDICAL STAFF SESSION

【はじめに】ウイルス肝炎に対する治療は近年、目覚ましい進歩をとげており、特にC型肝炎についてはほぼ全例でウイルス排除が可能となった。WHOは2030年までのHCV撲滅を提唱し、本邦においても拠点病院、専門医療機関が連携をとり肝炎診療にあたっている。予防、受検、受診、受療といった一連のステップを途切れさせないためにも多職種の連携が必要であり、肝炎医療コーディネーターの担う役割は大きい。ウイルス肝炎撲滅を目指した当県における取り組みを報告する。【結果】当県では平成29年度より、肝炎医療コーディネーターの養成を開始し、令和3年度までに281名が認定されている。その内訳は、看護師が96名(34%)と最も多く、保健師45名(16%)、医師44名(16%)、事務23名(8%)、臨床検査技師18名(6%)、医療ソーシャルワーカー(MSW)14名(5%)の順であった。従来は各部署・各施設における業務の延長線上の活動のみで、コーディネーターとして満足な活動が出来ていないとの声が多かったため、コーディネーターの活動報告を行う場を作り、定期的に医療機関同士で活動内容を共有することで意欲的に活動できるように取り組んでいる。今後は、地域間における連携の強化に努めたい。【考察】当県は離島、山間へき地といった地理的条件が不利な地域を多く有しており、医療の均てん化のためには、院内連携のみならず、医療機関間の連携が重要であり、肝炎医療コーディネーターの担う役割は大きい。ウイルス肝炎撲滅のためには各医療機関、地域における積極的な取り組みが必要であり、肝炎医療コーディネーターの積極的、自主的な活動を通してmicro-eliminationを積み上げていくことが重要であると考える。SP2-P-49ウイルス肝炎撲滅を目指した当県の取り組みと肝炎医療コーディネーターの役割小田耕平1,2,?無濵君代1,梅木みなみ1,谷山央樹2,豊留亜衣2,伊集院翔2,坂江遥2,椨一晃2,熊谷公太郎2,馬渡誠一2,井戸章雄1,21鹿児島大学病院肝疾患相談センター,2鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学???????????????????????? ???????????????? ???????????????????? ?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????? ??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????1106