ブックタイトルMEDICAL STAFF SESSION
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MEDICAL STAFF SESSION
第58回日本肝臓学会総会は、2022年6月2日(木)、3日(金)2日間の会期でパシフィコ横浜会議センターにて開催いたしました。肝臓学会総会は、国内外の著明な演者の特別講演を始めとし、20以上の主題セッション、ガイドラインセッション、欧州肝臓病学会、日本動脈硬化学会とのジョイントセッションなどからなる、本学会の最大の学術集会です。新型コロナウイルス感染拡大下のため実会場とオンラインのハイブリッド形式で開催いたしましたが、参加登録者数4,000人以上、オンサイト参加者数1,200人以上と、かつての学会の熱気を取り戻しつつあることを実感できた学会となりました。 第58回総会では、特別企画としてウイルス肝炎の撲滅(Elimination)を柱に据えて、初日に国内、アジアの研究者、医療者、政策担当者、患者団体の方々による国際シンポジウム(Towards theelimination of viral hepatitis from Asia/Pacific ? Where are we?)を、2日目にはHCVElimination Summitと称してメディカルスタッフセッション「肝炎医療コーディネーターの現在と未来」を開催いたしました。2日目の午前中には口頭発表、午後からは横浜港を望むホワイエを開放し、ポスター発表を行いました。多くの肝臓専門医、メディカルスタッフ、肝炎医療コーディネーター、患者団体の方々の発表と質疑応答、また開放的なスペースでの交流などが行われました。国際シンポジウム、メディカルスタッフセッションとも肝臓学会学術集会で初めて、患者団体の方から発表がいただけたことも意義深いものとなりました。 この度、セッションの司会を担当していただいた江口有一郎会員から、開催されたセッションの内容をまとめて刊行したいとの申し出がありました。日本肝臓学会の理事としても、ウイルス肝炎・肝がん撲滅に向けて有意義な事業と考えます。また、第58回総会会長としても、私たちの試みを記録していただくことは光栄なことと存じます。本刊行物がわが国の肝炎、肝がん撲滅運動に、大きく貢献することを期待しています。最後に肝臓学会の学術集会で初の試みとなるスポンサードシンポの形式で、本セッションをご支援いただいたアッヴィ合同会社の関係各位に厚く御礼申し上げます。巻頭言考藤 達哉一般社団法人日本肝臓学会理事第58回日本肝臓学会総会会長[国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター 研究センター長]2023年1月吉日002