ブックタイトルMEDICAL STAFF SESSION
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MEDICAL STAFF SESSION
【①入院患者の運用】当院では、制度開始当時、まずは対象者のピックアップをどうするか検討した。本制度の対象者の条件は、原因や重症度などの医学的な条件と自己負担限度額などの医事的な条件がある。医師は限度額の把握が難しいため対象かどうかの判断が困難だが、医学的条件はシンプルなため医事や相談員などでも対象かどうかの判断がしやすい。また、すべての対象者にもれなく制度の案内をすべきであるため、対象者のピックアップを自動化した。対象病名のある患者が入院中(または予定)の場合、医事課のプリンターに自動で毎日定時に印刷されるようにした。当該患者の病棟担当医事はそのリストを見て、感染症や限度額などの条件を確認し、対象であると確認した場合、説明担当の肝疾患センター事務に説明を依頼する。【②外来患者の運用】外来患者の対象条件は分子標的薬の処方に限定されるため、病名ではなく処方データからピックアップすることとした。肝疾患センター担当者が、毎月末に対象となる分子標的薬を処方された患者を1ヶ月分抽出し、限度額や原因ウイルスなどで対象者の絞り込みを行う。翌月(2月目)の受診日までに対象者の医療記録表を会計担当に作成を依頼しておき、受診日に事業説明と記録表の交付を行う。【③参加者証交付実績】上記の運用で、2018年12月の制度開始以降に当院で制度説明をして申請、参加者証の交付を受けた患者は2021年10月末現在で合計28人。内、入院でのピックアップが25人、外来でのピックアップが3人であった。【④運用上の課題】本事業の運用の中で、特に外来において2つの課題が見えてきた。1つ目は、薬局との調整である。本事業においては、調剤薬局に周知されていないため、患者が医療記録票を提出してきて初めて事業を知り、行政機関に聞いたり調べたりしながら記入することになるため、薬局の負担が大きく、患者を待たせることにもなる。医療機関として、対象患者のかかりつけ薬局を確認し、事前連絡など調整に入ることでスムーズになると思われるが、かかりつけ薬局が門前薬局でない場合にどうするかというのが課題である。2つ目は、外来の償還払い運用である。2021年4月に新たに外来も対象になったが、高額療養費の限度額に達さず対象とならないケースがあるため、償還払いのみの運用となっている。高齢者や重症度の高い患者にとって毎月の償還払いは負担が大きく、現物給付が望まれる。月途中で限度額を超えた場合は外来でも現物給付にできないか検討中であるが、会計担当、薬局との調整が課題である。SP2-P-12当院における肝がん重度肝硬変治療研究促進事業の運用と課題橋本まさみ(はしもと まさみ),佐竹公一,野ツ俣和夫福井県済生会病院肝疾患センター?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ???? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ??1?? ?????????????? ?????????????????????????????? ??????????????????2?? ?? ?? ?? ?? ?????? ???? ???????????????????????????????? ????????????????????3???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????? ?? ?? ?? ?? ??4032