ブックタイトルMEDICAL STAFF SESSION
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MEDICAL STAFF SESSION
【目的】平成29年度より山形県においても肝炎医療コーディネーターの養成が開始されこれまでに4回の養成講習会が開催された。半日の講習とテストを行い、合格者を認定している。試験があるため、Webでの開催は困難であり令和2年度は中止となった。令和3年11月に養成を再開した。他県ではモチベーションの高いコーディネーターがリードしている現状をふまえ、受講者にアンケートを行い、2年ぶりに行った山形県肝炎医療コーディネーターの特徴と課題をアンケート結果から検討した。【方法】令和3年度に肝炎医療コーディネーター養成講習会を受講した47名にアンケート調査を行なった。職種、年齢、勤務先、上司や施設にいわれて受講したか、自発的に受講したかを無記名のアンケート調査で行った。【成績】44名からのアンケート回答を得た。内訳は職種:看護師(38.6%)保健師(38.6%)ソーシャルワーカー(9.1%)薬剤師(6.8%)その他(6.8%)であり、看護師、保健師が半数を占めた。年齢は20代(29.5%)30代(29.5%)40代(34.1%)50代(6.8%)と隔たりない年齢分布であった。勤務先は市中病院(34.1%)大学病院(20.5%)開業医院(0%)市町村職員(13.6%)その他(11.4%)と市中病院、大学病院が多くを占めた。自分から希望して参加した割合は看護師(64.7%)保健師(52.9%)薬剤師、ソーシャルワーカー(60%)と自発率に変わりはなかった。年代別では20代(46.2%)30代(46.2%)40代以上(77.8%)と40代の参加者に自発率が高かった。コーディネーターとして、今後とりくむ活動内容としては、看護師は患者支援、知識の普及、薬剤師は患者支援、保健師は受診勧告、ソーシャルワーカーは患者支援、市町村職員は受検勧告が多かった。【考察】前回大学病院に隔たっていたコーディネーターは市中病院、市町村職員へすそ野が広がっていた。自発的であるのは、高い年代でありこの層に今後リードしてもらうのが望ましいと考えられた。【結論】制度が始まり、5年が経過し人数は増えてきている。今後もすそ野を広げたコーディネーターへの勧誘、拡大が望まれる。SP2-P-45山形県において再開した肝炎医療コーディネーター養成の現状と課題今野亜希湖(こんの あきこ)2,芳賀弘明1,2,奥本和夫1,2,野上健1,槙慶太1,仁科武人1,勝見智大1,星川恭子1,上野義之11山形大学医学部内科学第二講座,2山形大学医学部附属病院肝疾患相談室098