患者さんと直接、接する機会は少ないですが、裏方としてお役に立てるように活動しています。
採血~検査結果の拾い上げなど、検査のことなら何でもご相談いただける体制を整えています。
臨床検査技師だからできる活動
予防における肝Coの活動はこちら
肝がん肝硬変予防のため肝炎の正しい知識を多くの方に普及する
- 肝炎ウイルス陽性者の拾い上げ方法やリストの作成方法を施設間で共有する。
 - 肝炎ウイルス陽性患者さんの拾い上げについて、同職種にも情報提供を行う(分野が異なる日常業務に従事している場合、同職種でも知識が十分でない人がいるため)。
 - ウイルス性肝炎や、脂肪性肝疾患について啓発ポスターを掲示したり、腹部超音波検査時などに広く啓発活動を行う。
 
受検における肝Coの活動はこちら
肝炎ウイルス検査の受検勧奨を行う
無料肝炎ウイルス検査の案内と手続き
- 採血待合室に無料肝炎ウイルス検査の内容や正しい情報を掲示する。
 - 来院時の問診票に「無料で肝炎ウイルス検査が受けられます。希望しますか︖」の一文を追加する。
 - 無料肝炎ウイルス検査を実施する。
 - 無料肝炎ウイルス検査の手続き方法を職員へ周知する。
 - 無料肝炎ウイルス検査時の院内フロー図を作成する。
 
検査結果の確認と説明
- 血液検査の内容や結果の説明をする。
 - 術前検査でのHBs 抗原・HCV 抗体検査結果について医師による後日の説明がある旨を患者さんに伝える。
 - 肝炎ウイルス検査結果の解釈について説明し、特にHCV 抗体は中和抗体でないことを明示する。
 - 肝硬度測定を実施し、腹部超音波検査時に肝線維化の程度を伝える。
 
糖尿病・脂質異常症患者さんへの対応
- 「糖尿病教室」や療養支援時にFib4-Index 計算や腹部超音波検査を勧め、脂肪肝や発がんリスクを説明する。
 - 糖尿病患者さんへ肝がんリスクが高いことを示し、腹部超音波検査やFib4-Index 測定を推奨する。
 
陽性者への対応とフォローアップ
- 検査結果報告時に「役立つ制度の一覧」「肝疾患専門医療機関一覧」「大学肝疾患相談室の案内」を渡す。
 - HBs 抗原とHCV 抗体の初見陽性者を抽出し担当医へ報告する。
 - 初見陽性者を抽出し、一定期間ごとに肝疾患センターの医師や看護師と共有するシステムを構築する。
 
受検歴・情報管理と連携
- 健診センター受診時に肝炎ウイルス検査未受検者をピックアップする。
 - Fib4-Index など指標の導入を進め、検査部門システムで演算式を作成し表示可能にする。
 - 紹介状や検査申込書に肝炎ウイルス検査結果が記載される欄を設ける。
 - 報告書の自動出力を設定し、検査数や陽性率、経過報告などを簡易化する。
 
受診における肝Coの活動はこちら
肝炎ウイルス検査陽性者に肝臓専門医での精密検査を勧める
検査結果の説明と受診の推奨
- 肝炎ウイルス検査結果や肝機能検査結果を患者さんに説明し、必要な場合は受診を勧める。
 
未受診者の抽出と対応
- 肝炎ウイルス陽性患者さんの未受診者を抽出し、リストを作成して担当医に報告する。
 - 肝炎ウイルス陽性患者数、肝疾患専門外来の受診状況、未受診者の現状を調査する。
 
新規陽性者への対応
- 肝炎ウイルス検査で陽性と判明した患者さんをリストアップし、専門医がいる場合は専門医へ、いない場合はICT チームに相談する。
 - 新規の陽性者について肝臓専門医、肝臓専門看護師、肝臓専門相談員に報告する。
 - 新規陽性者の追加検査について主治医と相談する。
 
精密検査が必要な場合の対応
- 肝炎ウイルス検査陽性で精密検査が必要な場合、受検者の希望する専門医療機関を一覧から選定し、地域連携室を通じて紹介する。
 
医療従事者への対応
- 医療従事者が針刺し事故に遭った場合、迅速に血液検査を実施する。
 
受療における肝Coの活動はこちら
肝炎の治療を勧める
- 採血時に患者さんの訴えをしっかり傾聴する。
 - 定期受診および定期検査の重要性を丁寧に説明する。
 
フォローアップにおける肝Coの活動はこちら
肝がんの早期発見のため定期的な検査を勧める
定期検査のセットアップ
- 陽性者のための定期検査セットを作成する(1 ヶ月・3 ヶ月・6 ヶ月・12 ヶ月など)。
 
検査啓発活動
- 採血室に定期検査の重要性を伝える啓発ポスターを掲示する。
 - 腹部超音波検査後に、患者さんに次回の定期検査について声をかけ、受診を促す。
 
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