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研究内容

研究代表者 ごあいさつ

江口有一郎
医療法人 ロコメディカル総合研究所 所長

医療法人 ロコメディカル総合研究所 所長

研究代表者江口 有一郎

全国では3万人を超える肝炎医療コーディネーター(以下、肝Coという)がさまざまな領域で活躍されています。厚生労働行政推進調査事業費補助金(肝炎等克服政策研究事業)「肝炎ウイルス検査受検から受診、受療に至る肝炎対策の効果検証と拡充に関する研究班」「非ウイルス性を含めた肝疾患のトータルケアに資する人材育成等に関する研究班」「多様な病態に対応可能な肝疾患のトータルケアに資する人材育成及びその活動の質の向上等に関する研究班」では、肝Coの活躍をわが国の肝炎対策の拡充の切り札として位置付け、全国で活躍する肝Coの活動や成果、思いについて幅広く調査を行なっています。

調査を進める中で、行政や肝臓専門医と密接な連携のもと様々な活動をしている肝Coの方もいらっしゃる一方、研修は受けたもののなかなか活動できないと思い悩む方、素晴らしい活動をされているにもかかわらず活動できていないと思い込んでいる方などにお会いしました。

本ポータルサイトでは、肝Coの皆様が「他の人はどうしているのだろう?」「このような時、どのように患者さんに説明しているのだろう?」など、日々の疑問や悩みの解消にご活用いただけるよう、全国の実際の活動から肝Coとして期待されている事項を「予防」「受検」「受診」「受療」「フォローアップ」から「差別・偏見」まで重要なポイントに分け解説しています。また、さまざまなツールや情報をご紹介しています。肝疾患や肝Coに興味を持ってくださった方、患者さんにもご活用いただけるコンテンツとなっています。

今後も「このようなことを知りたい」「こんなツールがあったらいいな」「こんな問題がある」などいろいろな声をお聞かせください。可能な限り、研究班として支援させていただきます。本ポータルサイトが日本の肝Coの皆様の少しでもお役に立てればと願ってやみません。

最後に本ポータルサイトの制作にご協力いただきました多くの患者さんや医療スタッフや企業の皆様にこの場をお借りしましてお礼申し上げます。

「肝炎ウイルス検査受検から受診、受療に至る肝炎対策の効果検証と拡充に関する研究班」

「非ウイルス性を含めた肝疾患のトータルケアに資する人材育成等に関する研究」
「多様な病態に対応可能な肝疾患のトータルケアに資する人材育成及びその活動の質の向上等に関する研究班」
班員一同

海外との連携

モンゴル国

モンゴル国における肝炎・肝がん対策事業とは

モンゴル国は、ウイルス性肝炎の罹患率が高い佐賀県と同じような状況だったため、2018年に同国の保健大臣から佐賀大学長へ正式に協力要請があり、モンゴル国と佐賀のロータリークラブ、佐賀大学肝疾患センターの共同で「肝炎・肝がん対策プロジェクト」が開始されました。

その後、同国では、肝炎・肝がんの早期発見から早期治療につなげる「佐賀方式」を導入し、肝疾患対策に取り組んでいます。肝Coが養成され多くの地区で活動が始まっています。また、モンゴル語に翻訳された当研究班の啓発資材が活用されています。

このプロジェクトの血液検査による肝炎ウイルス検査は2022年5月に開始されました。プロジェクトチームは約3か月間で延べ3,458人を対象にB型およびC型肝炎ウイルスのスクリーニング検査を実施し、専門の医師が2,882人を対象に腹部超音波検査と検査を実施しました。

専用の装置を日本から持ち込み、1,333人の肝臓の硬さを測定し、1,795人が肝臓専門医によって検査され、その後の治療等のアドバイスを受けました。検査中、合計43例の肝臓腫瘍の疑いが検出され、国立がんセンターに紹介されました。
2023年の消化器病学会地方会では、モンゴル国で肝炎対策事業を行っているムンクジャガールさんが同国における肝Coの現状を発表されました。

モンゴルとの連携

佐賀新聞掲載 『ストップ肝がん モンゴル奮闘記』

ブルキナファソ

ブルキナファソにおける肝炎対策支援プロジェクト

肝炎対策は、新たな感染を予防しながら、感染者を適切な治療につなげて重症化を防ぐことが大切です。
しかし、アフリカなどの低所得国・中所得国では、その実施には大きな困難があります。適切な治療が受けられれば救える命が、治療を受けられないために失われる『未治療死』の問題です。

当研究班は、この感染症の『未治療死』をなくすことを目標に活動をされている日本発祥の国際 NGOピースウィンズ・ジャパンが運営する、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”」と島川祐輔先生(パスツール研究所、ウイルス肝炎エリミネーショングループ、グループリーダー、熊本大学 客員教授)と連携しています。当研究班の取り組みや啓発資材などを情報共有することによって、ブルキナファソにおける肝炎対策に協力しています。

ブルキナファソ

研究班の取り組みについて掲載

研究班の取り組みが『–単行本–  い肝ばい肝!  肝がん死亡率ワーストワンの佐賀県で何が起きたのか?』に掲載されました。

い肝ばい肝!

2019年秋。佐賀県は20年ぶりに肝がん死亡率の全国ワーストワンから脱却したことを宣言した。

・なぜ佐賀県に肝がんが多いのか?

・どうしたら減らせるのか?

脱却までの取り組みの全貌を伝える一冊。

官学民が手を携え、予防からフォローアップまでの「佐賀方式」を確立した軌跡をたどる。

い肝ばい肝

肝炎サポーター「肝美ちゃん」

肝美ちゃんの貸し出しも行っています。お気軽にお問い合わせください。
肝美ちゃんの出張訪問も行っています。

肝美ちゃんプロフィール

お名前

江口 肝美(かんみ)

身長

165cm

体重

ひみつ

チャームポイント

しっぽの胆のう

どんな子?

恥ずかしがり屋でいつもお顔を赤らめています。

肝美ちゃんよりメッセージ

肝炎サポーターの肝美(かんみ)です!
肝炎サポーターとしてみなさんの町にお伺いします!!
ぜひ、みなさんの町に呼んでくださいね。

江口肝美

製作:医療法人ロコメディカル江口病院

研究班メンバー

令和5年〜令和7年
「多様な病態に対応可能な肝疾患のトータルケアに資する人材育成及びその活動の質の向上等に関する研究班」メンバー

研究代表者

江口 有一郎
(ロコメディカル総合研究所)

研究分担者

竹内 泰江
(国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター/肝炎情報センター)

大原 正嗣
(国立大学法人北海道大学・北海道大学病院・消化器内科)

宮坂 昭生
(岩手医科大学・内科学講座消化器内科分野)

内田 義人
(学校法人埼玉医科大学・消化器内科・肝臓内科)

玉城 信治
(武蔵野赤十字病院・消化器内科)

芥田 憲夫
(虎の門病院・肝臓内科)

裵 英洙
(ハイズ株式会社)

池上 正
(東京医科大学茨城医療センター・消化器内科)

米澤 敦子
(特定非営利活動法人 東京肝臓友の会)

佐藤 光明
(国立大学法人山梨大学・消化器内科 (肝疾患センター))

平松 活志
(福井県済生会病院・内科/肝疾患センター)

玄田 拓哉
(学校法人順天堂大学・大学院医学研究科)

飯島 尋子
(学校法人兵庫医科大学・消化器内科学肝胆膵内科)

平井 啓
(国立大学法人大阪大学・大学院人間科学研究科)

藤井 英樹
(公立大学法人大阪市立大学・大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学)

河野 豊
(国立大学法人徳島大学・大学院医歯薬学研究部 実践地域診療・医科学)

日髙 勲
(山口県済生会山口総合病院・消化器内科)

川口 巧
(学校法人久留米大学・医学部 内科学講座 消化器内科部門)

井出 達也
(学校法人久留米大学・医学部内科学講座 消化器内科部門)

田中 靖人
(国立大学法人熊本大学・大学院生命科学研究部 消化器内科学講座)

高橋 宏和
(国立大学法人 佐賀大学・医学部附属病院 肝疾患センター)

川久保 愛
(国立大学法人 佐賀大学・医学部 生涯発達看護学講座)

前城 達次
(琉球大学病院・第一内科)

新垣 伸吾
(琉球大学病院・第一内科)

令和2年〜令和4年
「非ウイルス性を含めた肝疾患のトータルケアに資する人材育成等に関する研究班」メンバー

(所属は当時の所属先となっています。)

研究代表者

江口 有一郎
(ロコメディカル総合研究所)

研究分担者

考藤 達哉
(国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター)

是永 匡紹
(国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター/肝炎情報センター)

小川 浩司
(北海道大学 大学院 医学研究科内科学講座 消化器内科分野)

宮坂 昭生
(岩手医科大学 内科学講座 消化器内科 肝臓分野)

井上 泰輔
(韮崎市国民健康保険 韮崎市立病院)

内田 義人
(埼玉医科大学 消化器内科・肝臓内科)

玄田 拓哉
(順天堂大学 医学部附属静岡病院 消化器内科)

野ツ俣 和夫
(福井県済生会病院 内科)

飯島 尋子
(兵庫医科大学 消化器内科学/肝疾患センター)

日髙 勲
(山口県済生会山口総合病院 消化器内科)

井出 達也
(久留米大学 医学部 内科学講座 消化器内科)

田中 靖人
(熊本大学 大学院 生命科学研究部 消化器内科学講座)

裴 英洙
(ハイズ株式会社)

平井 啓
(大阪大学 大学院 人間科学研究科)

米澤 敦子
(東京肝臓友の会)

川口 巧
(久留米大学 医学部 内科学講座 消化器内科部門)

高橋 宏和
(佐賀大学 医学部 肝臓・糖尿病・内分泌内科・肝疾患センター)

前城 達次
(琉球大学病院 第一内科)

藤井 英樹
(大阪市立大学 大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学)

平成29年〜令和元年
「肝炎ウイルス検査受検から受診、受療に至る肝炎対策の効果検証と拡充に関する研究班」メンバー

(所属は当時の所属先となっています。)

研究代表者

江口 有一郎
(ロコメディカル総合研究所)

研究分担者

考藤 達哉
(国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター)

是永 匡紹
(国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター/肝炎情報センター)

四柳 宏
(東京大学医科学研究所 先端医療研究センター)

八橋 弘
(国立病院機構長崎医療センター 臨床研究センター)

小川 浩司
(北海道大学 大学院 医学研究科内科学講座 消化器内科分野)

坂本 穣
(山梨大学 医学部 附属病院 肝疾患センター)

玄田 拓哉
(順天堂大学 医学部附属静岡病院 消化器内科)

小林 良正
(浜松医科大学 医学部 内科学第二講座)

野ツ俣 和夫
(福井県済生会病院 内科)

西口 修平
(兵庫医科大学 内科学 肝・胆・膵科)

池田 房雄
(岡山大学 大学院 医歯薬学総合研究科 消化器内科)

小野 正文
(高知大学 医学部 附属病院 内視鏡診療部)

日髙 勲
(山口県済生会山口総合病院 消化器内科)

井出 達也
(久留米大学 医学部 内科学講座 消化器内科)

本田 浩一
(大分大学 医学部 附属病院 消化器内科)

佐々木 裕
(熊本大学 大学院 生命科学研究部 消化器内科学分野)

前城 達次
(琉球大学 医学部 第一内科)

裴 英洙
(ハイズ株式会社)

米澤 敦子
(東京肝臓友の会)

小川 朝生
(国立がん研究センター 先端医療開発センター)

平井 啓
(大阪大学 大学院 人間科学研究科)

浅井 文和
(国立国際医療研究センター 肝炎情報センター)

立石 清一郎
(産業医科大学 産業医実務研修センター)

古屋 博行
(東海大学 医学部 基盤診療学系衛生学 公衆衛生学)

滝川 康裕
(岩手医科大学 医学部 内科学講座 肝臓分野)

渡邉 英徳
(東京大学 大学院 情報学環)

持田 智
(埼玉医科大学 消化器内科・肝臓内科)

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