ステップ0「予防」
役割
- 肝疾患に関する基本的な知識の普及・啓発
- B型肝炎ワクチン接種の案内
- 相談窓口の案内
活動
肝疾患に関する正しい知識やB型肝炎の予防接種などの予防法を地域や職場で広めるための啓発活動を行います。この啓発活動こそが、偏見や差別のない社会をつくる第一歩につながります。
また、不安を感じている方がいつでも相談できるよう、身近な相談窓口や肝Coの存在を周知します。
肝Coの知識
1.「正しい知識」が命と尊厳を守る
第一歩は伝えること
「肝臓は沈黙の臓器です」「今は無料で検査ができます」といった地域や職場での一言が、誰かの受検や受診のきっかけとなり、命を守ることにつながります。
差別・偏見の防止
肝炎は正しい理解で予防できる感染症です。感染経路を正しく伝え、過剰な不安を与えないように説明することが、偏見や差別の解消に直結します。
全世代へのアプローチ
患者さんだけでなく、子どもから高齢者まで、幅広い世代に対して正しい知識を深めてもらうことが重要です。
2.具体的な予防と啓発のアクション
予防接種の推奨
B型肝炎には予防接種という予防法があります。正しい予防方法を周知することも、肝Coの大切な役割です。
3.「相談できる場所」を記憶に残す
相談窓口の周知
今すぐ相談が必要でない方に対しても、「悩んだときはここに来ればいい」と思い出してもらえるようにすることが重要です。
肝Coの存在を知らせる工夫
肝臓病教室などの業務内での案内に加え、自分が「肝炎医療コーディネーターになったこと」を周囲に宣言することも、対話を始める良いきっかけになります。
名刺を活用するなどして肝Coの存在をアピールし、地域の相談窓口を具体的に伝えましょう。
肝がん、肝硬変予防のため、肝炎の正しい知識を多くの方に普及する
- ⾃分の家族や知り合いなど⾝近な⼈に、分かりやすい⾔葉で正しい肝炎の知識(感染経路、感染対策など)を伝える。
- 肝臓病教室や市⺠公開講座の開催、参加をする。(全国⺠へ肝炎について正しい知識を普及する機会を設ける。)
- 肝疾患相談窓⼝(肝疾患診療連携拠点病院・肝疾患専⾨医療機関)の案内をする。
- 患者さんから相談された時に、専⾨外のことでも、肝Co 仲間に相談し解決する⽅法を探る。
- 患者さんの気持ちを傾聴する。
- 奈良宣⾔のリーフレットを渡す。
- 肝炎ウイルス検査の結果について確認する。
- 予防接種状況について確認する。
- 患者さんや職員に肝Coの受講を勧める。仲間を増やす。(肝Coの育成)
- 院内(または院外)で⾏われている「肝臓病教室」への参加を勧めて肝臓について学べる機会を案内する。
- 肝炎啓発のポスターを掲⽰する。(たとえば、C型肝炎は特効薬があり副作⽤が少ないことや、治療費の助成制度が利⽤できることなど。)
- 肝Coのバッジなどをつけて肝Co の存在をアピールする。
- 世界肝炎デーなどの地域イベント・マルシェなどに参加し肝炎について啓発する。:声かけ、資材活⽤(テッシュやうちわなどの配布、啓発マスクやピンバッジ着⽤など)
- 上司に肝Co活動(⾃分がどんな活動をしているのか等)について説明し理解を得る。
- 肝炎チームを結成、参加し、仲間を増やす。
- 院内の職員にむけ肝炎の知識、検査の必要性などを普及啓発する。
- 院内の医療安全や感染対策委員会などで、拠点病院と連携し受講必須の研修会を開催する。
- 肝Co 活動報告を院内・院外で⾏う。地域での研修会、学会発表(活動報告、研究発表など)をする。
- 病院ホームページから情報を発信する。
- 職場で参加するイベントの際に、肝炎ウイルス検査受検推奨の内容を記載したTシャツや帽⼦を着⽤して参加する。
- 肝疾患診療連携拠点病院と各医療機関・⾏政が連携し啓発活動をする。
- 市町村、地下鉄駅、道の駅、薬局へポスター掲⽰、リーフレット設置を依頼する。
- 肝炎に必要な知識をアップデートする。(定期的な勉強会、研修会への参加)
★は、患者さんとその家族(対象が患者さんとその家族)へ向けてできることです。
役立つ制度
現場で使える「資材・ツール」
啓発資材 ポスター・リーフレット
※画像をクリックしてダウンロードしてください。
肝炎についての正しい知識を啓発するためのポスターやリーフレットは「知って肝炎ホームページ」よりダウンロードしてご活用ください。
マンガでわかる!肝炎・脂肪肝のゆくえ
※画像をクリックしてダウンロードしてください。
肝炎や脂肪肝を放置すると、将来どのようなリスクがあるのかを分かりやすく解説した啓発マンガです 。
診察の待ち時間や保健指導の際、家族への説明に困っている患者さんへの配布用として最適です 。
佐賀大学医学部附属病院肝疾患センターホームページよりダウンロードして活用いただけます。
予防に関するガイドライン
※画像をクリックしてPDFをご覧いただけます。
日常生活や、保育の場、高齢者施設においての肝炎対策のガイドラインです。
正しい知識は偏見差別を防止できます。
【監修】
厚生労働省 集団生活の場における肝炎ウイルス感染予防ガイドライン作成のための研究班
研究代表者 四栁 宏(東京大学医学部附属病院)
教育資材
肝炎すごろく


肝臓の守り方を遊びながら学べるゲーム「肝炎すごろく」。
コインやカードを集めながらコマを進めることで、肝臓に起こりうる生活習慣の問題や肝炎ウイルス感染のリスクを体感できます。肝臓病教室や思春期講座などで活用できます。
資材に関するお問い合わせは、『国立健康危機管理研究機構 肝炎情報センターホームページ』よりお問い合わせください。
質問内容に、肝炎すごろく〇セット希望(and/or 肝ぞうライフすごろくのデータ希望)、送付先のご住所・お電話番号・お宛名についてご記載をお願いいたします。
折り返し、担当者よりご連絡差し上げます。
「初めて学ぶ肝炎」・「B型肝炎ガイド」
※画像をクリックしてPDFをご覧いただけます。
「青少年のための初めて学ぶ肝炎」は中学生を中心とした青少年が肝炎の正しい知識を学び、感染予防や偏見・差別のない社会を目指すためのプログラムです。青少年だけでなく、親子での学習や地域活動など、世代を問わずどなたでも分かりやすく理解を深められる構成となっており、肝炎に対する正しい理解を広めるためにご活用いただけます。
また、「B型肝炎の教育資材」医療従事者の養成課程にある方を対象に、B型肝炎の診断・治療から感染予防、差別・偏見の防止まで、最低限知っておくべき知識を整理したガイドや動画です 。知識の定着を助け、患者さんへのより良いケアを実践するための基礎づくりとしてご活用ください。
肝炎授業
※画像をクリックしてPDFをご覧いただけます。
「教科書には載っていない、肝炎と生きる『人生』の物語。」
肝炎患者さんが講師となり、自身の経験を次世代の学生たちへ手渡した特別授業の記録です。病気と向き合う一人の人間としての等身大の言葉と、それを受け止めた学生たちの真摯な感動の声をまとめました。
B型肝炎の母子感染について
アルコールについて
アルコールに対する健康対策
アルコールと健康 患者さんへの説明用テキスト
※画像をクリックしてPDFをご覧いただけます。
飲酒量を減らせなくて困っている患者さんへの説明にご活用ください。
(提供:あきやま病院精神科福田貴博先生)
相談支援系ツール
肝炎体操
※画像をクリックしてご覧いただけます。
肝炎・脂肪肝患者さんの筋肉量維持と健康増進を目的とした、久留米大学(川口巧先生、橋田竜騎先生)開発のプログラムです。広い場所を必要とせず、その場で背中・太もも・ふくらはぎを効率よく鍛え、健康寿命に関わる筋肉の萎縮を予防します。国立健康危機管理研究機構 肝炎情報センターのホームページより、具体的な実践内容をご確認いただけます。
ヘパリング
※画像をクリックしてご覧いただけます。
久留米大学(川口巧先生、橋田竜騎先生)と佐賀大学が共同開発した肝炎体操を含むレジスタンス運動 と有酸素運動、肝臓に優しいレシピ集をまとめたカードタイプの資材。
其々の運動が動画で見ることができるので、患者さんも安心!
先輩に学ぶ「活動事例・動画」
活動事例動画
保健師さんが実際に肝炎検査を受けてみました。
ただしい肝炎の知識を広めるケアマネ活動
ただしい肝炎の知識を広めるケアマネ活動
自治体で取り組む保健師さんの活動
大学病院の相談員さんの活動
企業で取り組む産業保健師さんの活動
啓発動画シリーズ
⼭梨県 「肝炎撲滅にむけた肝炎検査受検事業・肝炎ウイルス検査の勧め」
⼭梨県 「肝炎撲滅にむけた肝炎検査受検事業・脂肪肝放置の危険性」
⼭梨県 「肝炎撲滅にむけた肝炎検査受検事業・沈黙の臓器 ALT30のリミット」
奈良宣言 啓発動画第1弾 「OVER30せんとくん」
奈良宣言 啓発動画第2弾 「はたらく肝臓」
ご当地運動動画
久留米大学制作 誰でも簡単にできる「肝炎体操」
兵庫医科大学制作 『へパトサイズ』兵庫医科大学バージョン
奈良肝体操
熊本大学病院制作 おてもやん体操
役立つ外部リンク
ガイドライン
以下の内容ガイドラインは、国立健康危機管理研究機構肝炎情報センターのページよりご確認いただけます。
日本肝臓学会からの情報
その他のガイドライン
- 患者さん・家族のための
「自己免疫性肝炎(AIH)ガイドブック(第2版) - 「自己免疫性肝炎(AIH)
診療ガイドライン(2021年) - 患者さん・家族のための
「原発性胆汁性胆管炎(PBC)ガイドブック - 原発性胆汁性胆管炎(PBC)
診療ガイドライン(2023 年)
※肝炎情報センターへリンクします。
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