ステップ2「受診」
肝炎ウイルス検査で陽性となった方へ精密検査をすすめましょう!
肝炎ウイルス検査陽性者を肝臓専門医での精密検査を勧める
- 患者さんの気持ちを傾聴する。
- 症状がない肝炎患者に受診の必要性を説明する。(症状がない間にも進⾏しているのですぐに受診するように説明)
- 最新の治療⽅法について、患者さんに紹介し受診に対する⼼理的なハードルを下げる。
- 肝炎ウイルス検査が陽性の患者さんに、肝臓専⾨医がいる医療機関の受診を勧める。
- 肝炎の患者さんで未治療者の⽅がいたら受診を勧める。
- C型肝炎で、過去にインターフェロンの治療をされ、完治していない患者さんに受診を勧める。
- インターフェロン後の副作⽤が不安で再治療拒否をされる⽅に対し、DAA治療は副作⽤が少ないことを伝える。
- 初回の精密検査費⽤の助成制度について説明、⼿続きをサポートする。
- 糖尿病の患者さんは肝がんのリスクが2倍と⾔われているため腹部超⾳波検査をしていない場合は検査を勧めたり、Fib4-index測定し、脂肪肝との関係とハイリスクであることを説明する。
- 眼科や整形外科などの術前検査の際に、肝炎ウイルス検査が陽性の患者さんには、肝臓専⾨医がいる医療機関を勧める。
- 肝臓専⾨医がいる医療機関の⼀覧を作成し、周知する。
- 問診やカルテから、受検歴と肝炎ウイルス検査が陽性の患者さんの拾い上げを⾏う。
★は、患者さんとその家族(対象が患者さんとその家族)へ向けてできることです。
肝炎ウイルス検査で陽性となったかたへ精密検査のため、肝臓専門医への受診を勧めます。
また、治療から遠ざかっている方、生活習慣病やアルコール多飲者など、受診が必要な方を医療につなげます。
未受診者の拾い上げも重要な活動です。
※下記をクリックすると、「厚生労働省」内のPDFが開きます。
奈良宣言について
奈良宣言では特に一般的な健康診断でも肝機能検査として血液検査で広く測定されているALT値が30を超えていた場合、まずかかりつけ医等を受診することを勧めています。
肝疾患の早期発見・早期治療できるようかかりつけ医による採血や腹部超音波検査などを受けましょう!
※下記をクリックすると、「日本肝臓学会」ホームページへリンクします。
肝炎ウイルスの感染が陽性と診断された方への肝炎医療コーディネーターからの説明リーフレット
本資材の初版は、厚生労働科学研究費補助金 肝炎等克服政策研究事業
「効率的な肝炎ウイルス検査陽性者フォローアップシステムの構築のための研究」(佐賀分科会)で作成されました)。
B型肝炎やC型肝炎陽性の方へ受診をすすめるためのリーフレットです。
それぞれの疾患ごとに受診をすすめる効果的な情報が盛り込まれています。
※画像をクリックすると、PDFが開きます。
肝炎ウイルス検査結果の説明のためのリーフレット
肝臓非専門の施設において手術前検査で実施される肝炎ウイルス検査を実施した際、その後の検査結果説明と、陽性者の精密検査受診への連携のために作成されました。
肝臓専門医へつなげる肝Coの役割としてご活用ください。
【製作】
厚生労働科学研究費補助金肝炎等克服政策研究事業「新たな手法を用いた肝炎ウイルス検査受検率、陽性者受診率の向上に資する研究班」
研究代表者 国立国際医療研究センター肝炎情報センター 是永 匡紹先生
患者さん説明用のリーフレット
肝Coや看護師、医師が結果説明時にご使用ください。
比較的文字が大きくて、散瞳後の患者さんには読みやすいものです。
※画像をクリックすると、PDFが開きます。
最新版 患者さん説明用のリーフレット
肝Coや看護師、医師が結果説明時にご使用ください。
デザイン性を重視して、見やすいものになっています。
※画像をクリックすると、PDFが開きます。
肝炎ウイルス検査説明フローチャート(主に肝臓専門医を紹介する際に使用)
肝炎陽性の患者さん紹介用のフローチャートです。
フローチャートにそって、患者さんの返答で対応を決めます。
肝Coや看護師、医師が紹介先を判断する際、ご使用ください。
※画像をクリックすると、PDFが開きます。
【リーフレットの使い方】
肝炎ウイルス検査説明フローチャート(主にかかりつけ医を紹介する際に使用)
肝炎陽性の患者さん紹介用のフローチャートです。
フローチャートにそって、患者さんの返答で対応を決めます。
肝Coや看護師、医師が紹介先を判断する際ご使用ください。
※画像をクリックすると、PDFが開きます。
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