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ステップごと活動支援情報

ステップ3「受療」

役割

  • 適切な治療と通院の継続支援
  • 医療費助成制度や障害者手帳などの制度の案内
  • 服薬指導
  • 仕事と治療の両立支援
  • 抗ウイルス治療後の定期受診の勧奨

解説

治療が必要と判断された方が、安心して治療を継続できるよう支援します 。
医療費助成制度の案内や、主治医・多職種との連携を通じて、治療中断を防ぎます。

肝Coの知識

1.治療と生活の不安に寄り添う

「一歩踏み出せない理由」への共感

多忙、経済的不安、無症状ゆえの軽視など、受診を阻む背景は一人ひとり異なります。まずはその思いを丁寧に聴き取り、解決の糸口を一緒に探る「心理的な伴走」が第一歩です。

「過去のイメージ」を最新情報で刷新

「治療は副作用が辛い」という過去の先入観を払い、現在は「副作用の少ない飲み薬」で治療できる事実を伝えます。正しい知識の提供で、受療への心理的な壁を取り除きます。

長期治療への伴走(アドヒアランス支援)

自己免疫性肝疾患(AIH、PBC等)のように、生涯にわたる服薬や通院が必要な方へも、意欲を維持できるよう継続的に支援します。
「病気と上手く付き合う生活」を支えるのも、肝Coの大切な役割です。

チーム連携によるリスク管理

他疾患の治療(化学療法や免疫抑制剤の使用)に伴うB型肝炎の再活性化を防ぐため、他科と連携してリスクのある患者さんを「見つけ、フォローする」仕組み作りを担います。また、MASLD(脂肪肝)など生活習慣に関わる疾患に対しても、多職種と連携した生活支援を推進します。

2.患者さんを支える「制度」の活用

制度を知り、伝えることは、治療中断を防ぐ最大のサポートになります。

肝炎治療医療費助成制度

肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業

難病支援制度

生活・両立支援制度

高額療養費制度、身体障害者手帳、就労支援など。

3.脂肪肝・アルコール対策への広がり多職種による生活支援

生活環境の改善

MASLDやアルコール性の肝疾患は、治療は投薬だけではありません。
食事や運動など、栄養士・理学療法士・看護師等の専門性を活かした生活習慣の改善支援が重要です。

受療における肝Coの活動事例はこちら

肝炎の治療を勧める

肝炎患者さんへの支援と治療の勧奨

患者さんの気持ちを傾聴

  • 患者さんの不安や悩みに寄り添い、適切な対応を行う。

再治療の相談と勧奨

  • 過去にインターフェロンなどの治療を受けた患者さんでウイルスが排除されていない場合、医師の確認後に再治療を勧める。
  • インターフェロン治療を受けた患者さんが抱える再治療への不安について話を聞き、適切な情報を提供する。

治療薬の服薬管理

  • 患者さんが治療薬を飲み忘れないための方法を一緒に考える。
  • 服薬中における自覚症状(副作用症状含む)等出現時の対処方法について十分な説明を行う。

B型肝炎の再活性化リスクの管理

  • B型肝炎の患者さんがステロイド・免疫抑制剤・抗がん剤を使用する際、再活性化のリスクをチェックする。
  • B型肝炎の再活性化のリスクのある患者さんの検査が適切に行われているか確認する。
  • B型肝炎再活性化について院内、特にステロイド・免疫抑制剤・抗がん剤を使用する部署での周知を行う。

治療と生活の両立支援

仕事と治療の両立支援

  • 仕事と治療の両立に悩む患者さんに対し、支援を行う。(専門員へつなぐ)

医療費助成制度の説明と相談対応

  • 医療費助成制度について説明し、相談に応じる。
  • 医療費助成制度についてのわかりやすいリーフレットを作成する。
  • 医療費助成制度の手続き方法について案内する。

治療の継続支援

  • 入院・外来患者さんに対し、治療完遂までの継続の重要性を説明し、支援する。
  • ウイルス性肝炎の治療中から治療後も定期検査が必要であることを伝える。

肝炎ウイルス治療の情報提供

  • 肝炎ウイルス治療について、副作用がほとんどなく内服のみで治療可能であること、C型肝炎はウイルス排除が可能であること、B型肝炎はウイルスの活動性を抑えることができることを伝える。

アルコール依存症患者さんおよび家族への対応・支援

  • アルコール依存症の患者さんや家族に必要なサポートを提供し、適切な医療につなげる。

役立つ制度

両立支援

医療費助成制度について

肝炎治療特別促進事業

B型ウイルス性肝炎に対するインターフェロン治療と核酸アナログ製剤治療、C型ウイルス性肝炎の根治を目的としたインターフェロン治療とインターフェロンフリー治療への医療費の助成が受けられます。
患者の世帯所得(市町村民税課税年額)に応じ、その自己負担限度月額を原則1万円(上位所得階層は2万円)に軽減します。

肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について

B型・C型肝炎ウイルスが原因の「肝がん」や「重度肝硬変」の治療を受けている場合、治療2月目から患者さんの自己負担額が1万円となるよう助成が受けられます。
(年収約370万円以下等の要件があります。)

医療費の助成に関する詳細内容につきましては、お住まいの都道府県にお問い合わせください。

肝がん重度肝硬変について
生活・両立支援制度
生活・両立支援制度

高額療養費制度、身体障害者手帳、就労支援など。

両立支援

両立支援とは、働く世代が、肝疾患に罹患することで通院や治療が必要になると、以前の通りには働けなくなるケースが出てきます。

難病について

「指定難病」とは原因不明で治療法が確立されておらず、長期療養を必要とする希少な病気のうち、医療費助成対象として国が定めた疾病の事です。
平成27年一月より「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)」が施行され難病の患者さんに対する医療費助成制度が開始されました。AIH,PBC,PSCは指定難病となっています。
詳しくは、難病情報センター公式サイトをご参照ください。

現場で使える「資材・ツール」

先輩に学ぶ「活動事例・動画」

治療と仕事の両立支援~肝Coがつなぐ支援のバトン~

佐賀大学医学部附属病院肝疾患センター 制作

役立つ外部リンク

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