ステップ1「受検」
役割
- 肝炎ウイルス検査の受検勧奨
- 検査が受けられる医療機関、検診機関の紹介
活動
肝炎ウイルス検査をまだ受けていない方に対し、検査の重要性を伝え、受検を後押しします 。まずは検査を受けることが、早期発見・早期治療の第一歩です 。
肝Coの知識
1.なぜ検査が必要なのか?
自覚症状が乏しい
感染していても気づきにくく、放置すると肝硬変や肝がんへ進行する恐れがあります。
多くの潜在・患者
国内のキャリア数はB型約110万人、C型約90万人と推定されています。
一生に一度は受検を
早期発見・早期治療のため、全ての国民が少なくとも一回は検査を受けることが推奨されています。
2.どこで検査ができるのか?
保健所・自治体
多くの自治体で無料検査が実施されています。詳細はお住まいの地域の保健所や市町村へお問い合わせください。
病院検索
「肝ナビ(肝炎医療ナビゲーションシステム)」で受検可能な医療機関を検索できます。
妊婦健診
全ての妊婦さんが対象で検査が実施されています。母子健康手帳に記録欄があり、陽性の場合は必ず精密検査をすすめましょう。
職域(職場の健康診断)
職場の健康診断に合わせて受検できる場合があります。ただし、肝炎ウイルス検査は法律で定められた通常の健診項目(法定健診)には含まれていないことが多いため注意が必要です。
【受検方法】
健診のオプションとして追加できるか、または40歳などの節目検診に含まれているか、勤務先や加入している健康保険組合へ確認しましょう。
【保健師・産業看護職の皆様へ】
職域において「一生に一度は肝炎ウイルス検査を」と受検を促し、検査の機会を提供することは、働く世代を守る大切な活動の一つです。
健診機関との調整や、従業員への個別勧奨などの働きかけが期待されています。
手術前の検査
手術前等に行われた検査結果は、患者さんへ文書で提供され、適切な受診・受療へと繋げることが定められています。
3.職域での取り組み
働く世代が早期に感染を自覚し、治療を受けられる環境づくりが重要です。
事業主や保険者と協力し、リーフレット等を活用した仕事と治療の両立についてサポートをおこないましょう。
協力要請について
労働者の中には、肝炎ウイルス感染に対する自覚のない方や、感染に気づいていても、早期の治療をためらう方がいると考えられることから、肝炎の患者・感染者が早期に感染を自覚し、早期に治療を受けられる環境作りや専門家がさまざまな角度から「働く」をサポートすることが重要です。仕事と治療の両立についてはこちらを参考に、サポートをおこないましょう。
下記ボタンクリックすると、「国立健康危機管理研究機構 肝炎情報センター」内へリンクします。

働く人たちへ
治療と仕事の両立支援のための肝炎医療コーディネーターマニュアル
(職域におけるウイルス性肝炎患者に対する望ましい配慮及び地域を包括した就労支援の在り方に関する研究」研究代表者 渡辺 哲)
※画像をクリックすると、「厚生労働科学研究費補助金肝炎等克服政策研究事業」内のPDFが開きます。
肝炎ウイルス検査の受検勧奨を行う
肝炎ウイルス検査の勧奨と啓発活動
患者さんの気持ちを傾聴
- 患者さんの声に耳を傾け、不安や疑問に寄り添う。
無料肝炎ウイルス検査の周知
- 院内外のイベントで無料肝炎ウイルス検査を実施する。
- 無料肝炎ウイルス検査ができる施設一覧を作成・配布・掲示する。
- 院内外のイベントに参加し、無料肝炎ウイルス検査や、実施検査機関の周知を行う。
未受検者への検査勧奨
- 問診やカルテの情報を活用し、肝炎ウイルス検査未受検者を拾い上げる。
- 肝炎ウイルス検査未受検者に、受検の必要性を伝え、早期検査を促す。
- 自身が担当する患者さんの受検歴を調べ、必要に応じて検査受診を促す。
- 家族や身近な人で未受検者には検査を促す。
検査結果の適切な伝達とフォローアップ
- 肝炎ウイルス検査を受けた人に、検査結果が適切に伝えられているか確認し、必要に応じて医師へつなげる。
- 検査結果通知カード等を渡し、陽性者には受診の必要性を説明する。
- 検査結果は陰性・陽性に関わらず必ず通知しなければならないことを院内職員で共有する。
受診者の付き添い者への検査勧奨
- 受診者の付き添いの人にも肝炎ウイルス検査を勧め、感染予防対策の方法を説明する。
- ウイルス性肝炎の患者さんの家族に検査を勧めると同時に、B型肝炎ワクチンの重要性を説明し、接種を促す。(B型の場合)
サルコペニア判定の実施
- 患者さんの筋肉量や栄養状態を評価し、適切な支援を行う。
生活習慣病患者さんへの受検勧奨
- 健康診断や腹部超音波検査を勧め、肝疾患リスクを情報提供する。
- 肥満など生活習慣病を持つ患者さんにFIB-4 indexの検査値を伝え、必要時肝臓専門医への受診を勧める。
術前検査における肝炎ウイルス検査結果の適切な対応
- 術前検査で肝炎ウイルス検査結果が陽性だった場合、主治医に情報提供し、患者さんへの説明と肝臓専門医への紹介につなげる。
- 初回精密検査費用助成制度を案内して肝臓専門医療機関での検査を促す。(医療費軽減)
- 術前検査で肝炎ウイルス検査が陰性でも結果を伝える。
検査推奨のための環境整備
職員への検査手続きの周知
- 無料肝炎ウイルス検査の手続き方法について、職員に情報を共有する。
- 患者さんへの受検勧奨を職員に依頼し、受検勧奨を徹底する。
受検勧奨資材の作成と見直し
- 資材の内容やデザインを改善し、より効果的な啓発ができるよう工夫する。
- 肝炎ウイルス検査の重要性を周知するため、啓発ポスターを院内に掲示する。
現場で使える「資材・ツール」
検査リーフレット
※画像をクリックしてPDFをご覧いただけます。
手術前等に行われる肝炎ウイルス検査の結果を踏まえた受診・受療・フォローアップの推進について
※画像をクリックして「厚生労働省ホームページ」内のPDFをご覧いただけます。
肝炎ウイルス検査結果の説明
※画像をクリックしてPDFをご覧いただけます。
肝炎ウイルス検査で陰性であった患者さんにお渡しするカードです。肝炎ウイルス検査がたとえ陰性であっても、結果を通知する必要があります。
両面コピーしてご使用ください。
【製作】
厚生労働科学研究費補助金肝炎等克服政策研究事業「新たな手法を用いた肝炎ウイルス検査受検率、陽性者受診率の向上に資する研究班」
研究代表者 国立健康危機管理研究機構 肝炎情報センター 是永 匡紹先生
先輩に学ぶ「活動事例・動画」
活動事例動画
肝炎ウイルス検査を勧める動画
検査結果をいち早く伝える取り組み
啓発動画シリーズ
知って、肝炎プロジェクトCM
「今すぐ肝炎ウイルス検査」篇 ロングバージョン
知って、肝炎プロジェクトCM
「今すぐ肝炎ウイルス検査」篇 ショートバージョン
「コロッケさん、肝炎です」 ロングバージョン
「コロッケさん、肝炎です」
「徳光さん、肝炎です」
「瀬川さん、肝炎です」
役立つ外部リンク
検査コンテンツ
リンク
- 働く人の肝炎検査と治療ガイド(職域等も含めた肝炎ウイルス検査受検率向上と陽性者の効率的なフォローアップシステムの開発・実用化に向けた研究研究代表者 是永 匡昭先生)
- 治療と仕事の両立支援について
(厚生労働省) - 治療と仕事の両立支援ナビ
(厚生労働省)
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